Netbeans6.5 beta で Nimbus L&F が使えるようになったみたい

気がついたら、1年近く日記書いてないっすよ。
ということで、ひさしぶり〜という感じです。

                    • -

使えないなぁ~と思っていたら、いつの間にやらNetbeansでNimbus L&F が使えるようになっていました。
大体もう、1週間くらい使っているんですが、あまり問題なく使えてしまっています。
その代わり、NetbeansJDKも最新版でないとだめなんだけどね。
*1

Nimbus、なかなかキレイで結構仕事のやる気が出ます。
お暇な方はお試しあれ。



JDK

  • jdk-6u10-rc-bin-b28-windows-i586-p-21_jul_2008.exe

この間出たばっかりのRC版です。
確か、Consumer JRE が有効になるバージョンだった気がする。

Netbeans


6.5はいいねぇ。diffツールが使えたり、ファイルを保存した瞬間にコンパイルが走ったり。
いっそう、Eclipseに近づいてきました(笑)。


Netbeansは主に、Rubyの開発環境として使っているんですけど、
いちいち Java のコーディングをするときにEclipseを立ち上げるのが面倒になってしまって、
Java開発ツールとしても使っています。


結構使えるんですよね、Netbeans
6系になってからかなり使い勝手がよくなったし、
一度プロジェクトでヘビーに使うとなれちゃうんだよね。


特に、JAXBとかJAX-WSXMLWSDLなどを多用する場合はNetbeansの方が明らかに便利です。
*2
あ、それからJPAとかEJB3を使うときも便利かも。


ひとまず、うちの会社のプロジェクト標準ツールになることは難しいと思いますが、
個人的に使っていって徐々に浸透させる作戦で行くのかなと思っています。



■ 使い方
下記の起動オプションをつけると、Nimubs L&F が有効になります。

netbeans --laf com.sun.java.swing.plaf.nimbus.NimbusLookAndFeel

ちなみに、今年の1月くらいに

sun.java.swing.plaf.nimbus.NimbusLookAndFeel

から

com.sun.java.swing.plaf.nimbus.NimbusLookAndFeel

にパッケージ名が変わりましたご注意ください。

*1:Netbeans 6.1 リリース版だと使えません。プロジェクトウィンドウの文字が白くなっていて見えません

*2:誰かが、NetbeansはAntランチャーだと言ってましたがその通りですけど(笑)、何か?という感じです

日経BPのサイトから
10万円の高級炊飯器を売る(2) - ビジネス・フォアフロント - ビジネスABC

ただし、熱意は常に報われるとは限りません。むしろ空回りすることの方が多いかもしれない。事実、こちらの熱意は十分だったのに製品化を却下されてしまう経験を、私は何度となくしています。では、陽の目を見なかった製品と、今回の本炭釜とでは何が違うか。それは「どれだけ周囲を巻き込むことができたか」です。

人を巻き込む重要性、特に熱意の伝搬が大事というのはおそらく、プロジェクトという種類の行為をしてきた人々ならばわかるのではないだろうか。

前にも述べましたが、本炭釜を出そうとなったときは、社内で何度も試食会を開きました。社長にも食べてもらい「これは美味いね」と言ってもらいました。またリサーチを行ない、「これだけ売れる」「こういう波及効果もある」といった数字も用意した。そうやって少しずつ周囲を巻き込んでいき、社内にたくさんのファンをつくったのです。こうしたこともまた「熱意」という言葉に収斂していくわけですが。

上と同語反復になるけど、社内のファンを増やすことはすごく重要。
社内のコンセンサスがとれると活動がやりやすくなる。
結局空気が大事。空気ができてきた上での活動は障害が少ない。
その空気感の醸成を忘れて、つっぱしったため敵を作ることは少なくない。

ちょっとしたエピソードがあります。わが社は三菱電機のグループ会社です。だから新製品を出すか出さないかは、最終的には三菱電機が決定します。ところがわが社の社長は、三菱電機が決定する前から内釜の部材を発注していた(笑)。決定を待ってから発注していたのでは間に合わないから、という理由だったそうです。

親会社というテーマは重要で、系列会社にいる人であれば一度でも経験したことがある人々は多いと思う。
(僕もその一人)

結果的にGOサインが出たからいいようなもの、もしNGだったら大変なことですね。社長も大胆なことをしたなと思います。逆に言えば、それだけ全社一丸となって本炭釜にほれ込み、「なんとかこれを世に出そう」という機運が盛り上がった証拠でもあります。

これはやり過ぎにしろ、とにかく周囲を巻き込んだ結果こうなるのはよいことなのかもしれない。
思うに、我々はあまりにも妥協しすぎているのでないだろうか。
妥協なきこだわりを貫き通したうえで、周囲の空気感を醸成する。
これができれば本当に強いだろうなと思う。

いや、本当に。

英語の基礎を学ぶにはどんな書籍を・・・

授業で生徒の方から、英語の基礎を学ぶにはどんな書籍を・・・というお話があったので本日は英語のオススメの
書籍を紹介したいと思います。


基本的に

  • 基本文法
  • 英単語

の基本能力さえあれば技術関係のドキュメントを読みこなすのはそれほど大変ではないと思います。
なにせ、技術系文書は全世界向けであることが多いので比較的平易な文書にしないと読んでくれるひとが少なくなります。


■基本文法
意外とこのBlogを読んでいらっしゃる方であれば、
精緻な人工言語(まぁ、プログラミング言語ということなんですが・・・)を得意としていらっしゃる方が
多いのではないかと思います。


そういった方には、システマチックに英文を構文解析して精緻に読むやり方が良いと思います。
プログラミング言語解析を考える良いトレーニングになるし)


というわけで、オススメは下記の2冊です。
薬袋先生は僕が予備校時代お世話になった先生で、英語がからっきし出来ない人を受験に対応できるようにするスゴイ先生でした*1


英語ベーシック教本―ゼロからわかる

英語ベーシック教本―ゼロからわかる


英語リーディング教本―基本からわかる

英語リーディング教本―基本からわかる


■ 英単語
英単語は、本屋で自分が気に入ったモノをしつこく繰り返して覚えるのがよいと思います。
僕はDUOを使っていましたが・・・。


DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600



あ、英単語を覚えるのが面倒くさいかたは、下記の英辞郎PDICとDokopopを組み合わせるとよいと思います*2


英辞郎第三版 (<CDーROM>(HY版))

英辞郎第三版 ((HY版))


■DokoPop
http://www.forest.impress.co.jp/lib/stdy/study/translate/dokopop.html


というわけで、本日はこんなところで。

*1:もちろん、英語得意な人に対しても精緻な読み方を伝授していたようですが、僕はそのレベルではなかったので・・・・

*2:PDICは英辞朗に付属していたと記憶しています。

Rubyの種類

今日の授業で受講者の方からRubyの実装が何種類あって、
VMがいくつあるのかという質問を受けた。
もちろん、JVM 上で動作する JRubyCLR 上で動作する IronRuby などが
出てくると思うのだが、Rubinus などどいうスピード重視のRuby VMがあるらしい。


これについての情報をうまくまとめたPDFがあるのでそちらを紹介したい。

http://ociweb.com/mark/NFJS/JRuby.pdf

これを見ると下記のようにうまく整理されている。


■ Matz Rubyhttp://www.ruby-lang.org/ja/
いわゆる現行のC言語で実装された Ruby
作成者のまつもとゆきひろさんはあまりに有名と言えば、有名。


YARV(Yet Another Ruby VM): http://www.atdot.net/yarv/
今後標準のRubyのVM(Virtual Machine)となることがほぼ決まっている実装。
スピードを重視している模様。平均2倍くらい速くなっているという話しもある。
笹田浩一さん作。C言語で実装されている。
ちなみに授業をしている笹田さんが今授業をしている上の階で働いていることは秘密です(笑)。

書いていて、確か、The Ruby VM (TRV?)に変わったはずだなと思った。


■ Rubinius : http://rubini.us/
Evan Phoenix作。
現行のRubyの場合、基本ライブラリ(String,Array,Hash・・・etc)の大半はC言語
実装されている。
しかし、Rubinusの場合は基本ライブラリはRubyで実装しようという方針(Smalltalk的方針と呼ぶみたい)。
こちらもC言語でVMを書き、実行速度を重視しているらしい。


IronRuby
.NETのCLR(Common Language )上で動作するRuby
7/25日にマイクロソフトから初期バージョンがリリースされた模様。

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20353351,00.htm?ref=rss


JRuby
JVM上で動作するRuby
作者のThomas Enebo氏とCharles Nutter氏の JRuby 兄弟はあまりにも有名。
JRuby兄弟はSun社員。
Thomasは来日されたときにご挨拶させていただいたが、非常に気さくで良い方だった。


■ ブリッジ系
□ Rjb
通常のMatz RubyJavaをブリッジするライブラリ。
arton先生作。
使わせていただいています。
ちなみにarton先生は、Rubyのサブセット言語であるNET Rubyの製作をしていたらしいのだが、
その後どうなっているかは分からない。


Ruby CLR
こちらは、.NETとMatz Rubyをブリッジするライブラリ
John Lam 作。
Jhonは、マイクロソフトに雇われているらしい。

http://www.iunknown.com/articles/2006/10/20/dynamic-languages-microsoft-and-me


今日はこんな所です。

Ruby,Ruby on Rails を学ぶときにオススメの書籍

というわけで、某授業で Ruby のオススメ関連書籍をBlogで紹介すると言っていたのに
していなかったのであわてて紹介します(笑)

Ruby初心者向け】

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング

たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング


Ruby初心者の方にオススメです。
著者の高橋さん、後藤さんは Ruby の世界ではあまりにも有名な方。
安心して読むことができます。


Ruby初〜中級者向け】

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Rubyレシピブック 第2版 268の技

Rubyレシピブック 第2版 268の技


大体Rubyの基本的な文法とメソッドを学んだ方のための比較的ベーシックな
標準ライブラリを使ったレシピを紹介した書籍です。
著者の青木さん、高橋さん、後藤さん、スゴイ人たちです。
まつもとさんも監修しているので安心して読める本です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


Rubyのコード書法,リファクタリングの手法を紹介した本です。
キレイなRubyコードを書きたい人にはオススメです。
とは言いつつ、結構重要なテクニックとその使用指針が書かれているので
必読と言えます。



Ruby on Rails 初級者向け】

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

かんたんRuby on RailsでWebアプリケーション開発

かんたんRuby on RailsでWebアプリケーション開発


arton 先生による Ruby on Rails の優しい入門書です。
非常にわかりやすく、易しく書かれていますので初学者の方も
スっとRailsの世界へ入っていけるのではないでしょうか。


Ruby on Rails 中〜上級者向け】

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Ruby on Rails入門―優しいRailsの育て方

Ruby on Rails入門―優しいRailsの育て方


ヽ( ・∀・)ノくまくまーな人の本、文中の例がふざけている、
アスキーアートによる図解がわかりにくいなどの意見もありますが、
僕が知る限りではもっとも実用的、プロのための本だと思われます。
この本の内容について、「もう既知だ、知っている、当たり前だ」と思えたら
あなたはもう一人前だと思われます(いや、本当に)。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Agile Web Development With Rails (Pragmatic Programmers)

Agile Web Development With Rails (Pragmatic Programmers)


この手の書籍紹介では王道も紹介するものですが、
Ruby on Rails の作者自らが執筆した本です。まさに王道です。
読まなくてもよいので本棚に飾っておきましょう。
でも、読むと非常によい本であることが分かるはずです。




今日はこんなところでしょうか。

textmate の Rails用 Code Snippet を使いたいなぁ

textmate の Code Snippet を使いたいなぁ

最近のクールなRuby使いたちは、Mac OS を利用しているようです。
Mac OS 用のテキストエディタtextmate があります。
このエディタ、Rails 使いたちに大好評なようです*1


理由は、Code Snippet と呼ばれる短い語句を打ち込むと、コードに展開してくれる機能のようです。
もちろん機能があるだけではだめなのですが、textmateRails.tmbundle と呼ばれるRails用の
Code Snippetsが大量に含まれています。


これらのSnippets 全部覚えるのは非常に大変ですが、
一度覚えてしまうと非常に高速にRails アプリケーションを書けるようになります。


Netbeansの Code Template Tools


Netbeans には Code Template Tools と呼ばれる先に紹介したtextmateのCode Snippetsの
機能と同じ機能を実現するプラグインがあります。
残念ながらRails / Ruby 用のSnippetsは非常に少なく使えるという状況ではありませんでした。


しかし、先日Code Template Tools プラグイン をインストールしたら、
なんと textmate 用のCode Snippetsが含まれるようになったではありませんか!


早速入れて試してみたら非常に作業効率がよくなります。
すごい!すごいよ!。



というわけで、本日はプラグインのインストールと使用法について以下述べたいと思います。


■ インストール手順

nbruby を起動後、下記の通りインストールを行います。


□ メニューバー:[Tools] → [plugins] を選択

□ ウィザード:[New Plugins]タブを選択 → Code Template Tools にチェック

□ ウィザード:Code Template Toolsを確認して Next ボタンを押下

□ ウィザード:ライセンスに同意して、[Install]ボタンを押下


これだけでインストールできてしまいます。便利。


■ 簡単な使い方


■ 一覧を見る


インストールされている、snippetsを確認したい場合は下記の通り一覧を見ることができます。


□ [Edit]→ [Show Templates]を選択

□ [Templates] を一覧できます。



■ 使ってみる。


使ってみましょう。非常に使い方は簡単でキーワードを打って
(この場合は、テストケース用のコードを展開する、tc というキーワードです。)

打ち終わって0.5秒後に[tab]キーを押下します。


□ tcと打って、0.5秒まって[tab]キーを押すと・・・

□ コードが展開された!


非常に便利です!


■ 情報源


下記にその他必要な情報源をあげておきますので、ご参照ください。

textmate snippet の一覧表
http://feldpost.com/lighthaus/textmate_rails.pdf


残念ながら、現在の NetBeans の CodeTemplates は一覧の出力ができませんので
Rails用の Code Snippet を参照したいときに困ります。
そこで、上記リンクのチートシートです。非常に役立ちます*2



□ 例によって Tor タンのBlog


このCode Templatesについて説明があります。若干情報が古くなっている箇所がありますが
参考になります。
*3

    • -

というわけで、また。

*1:37 Signalsの方々も使っているみたい。http://www.atmarkit.co.jp/fjava/column/andoh/andoh30.html 参照

*2:ちょっと、足りないところがあるけど

*3:つい2ヶ月前の4月の情報がもう古くなるのがこの業界の恐ろしいところです。

RHTMLファイルエディターの改善

■ 久々の更新

久々の更新です。
最近、NetBeans Ruby Pack 伝道師と化しているはっし〜〜でございます。



■ RHTMLファイルエディターの改善


例の通り、Torのページにも書いてありますが、



RHTMLファイルエディターにかなりの改善がされました。
(RHTMLファイルはRuby on Railsで使用するテンプレート用ファイルです(Javaで言えばJSPファイルにあたります)。)


試したい方は下記のURLからRubyPackだけがプラグインされているNetBeansがダウンロードできます。
(つまり、Javaやその他、Ruby開発やRubyOnRails開発に必要なプラグイン以外入っていないNetbeansです。)


ruby [Hudson]


これから、このRuby開発環境を本Blogでは「NbRuby」と呼ぶことにします。


※ちなみに、下記のリンクをクリックすると、


ruby Changes [Hudson]


NbRubyの変更箇所が表示されますので不具合の修正箇所や追加機能が確認できます*1


RTHMLファイルエディターの改善箇所ですが単純に言えば、
「RHTMLファイル内でコード補完ができるようになった」だけです。


でも、これがすごく便利なんですよ、本当に。


■ 使用例(非現実的)


だいたいこんな感じで使うことが多いのではないでしょうか。


【1】 え〜っと、「数値から通貨に変更するヘルパーメソッドってなんだっけ・・・・」
たしか、「number・・・」だったよな。


numberまで打って「Ctrl + Space」を押下します。




【2】 ああ、「number_to_currenncy」だよな。たぶん*2
下記の通り、メソッドの説明が出ているので正しいかどうか確認します。



すごいことに、メソッドの説明のところに色がついています!
これも最近なされた変更です。すごい。


【3】 念のため、Railsソースコードも確認しときたいな・・・・
先ほどの、「number_to_turrenncy」メソッドを「Ctrl+マウス左クリック」してみます。
すると、なんとRailsソースコードの「number_to_turrenncy」の部分にジャンプします*3
すごい!!


□ 「Ctrl」キーを押しながら、メソッドの部分をマウスオーバーするとこうなる


□ 「number_to_turrenncy」のソースコード部分


この機能は当初から付属している機能なのですが、最近精度があがってきました。
ちなみに、「alt + ←」で元の編集していたソースに戻れます*4

・・・とまぁ、このようにNbRubyの進化はすさまじいです。
Rubyを1999年に初めてから約8年、やっと本格的な統合開発環境(IDE)がでてきたというところです。

もちろん、RDEEmacsRuby-modeもすばらしかったのですが、
EclipseのJDTになれてしまった僕としてはNbRubyは非常にしっくりくるツールなのです。

*1:そんな確認するのはおまえだけだ!と言われる今日この頃ですが、まぁ、がんばってまいりますよ。

*2:日本では、「number_to_turrenncy」なんぞ使わんというつっこみはごもっともです(笑)

*3:これは、EclipseのJDTと同じですね。

*4:これまた、EclipseのJDTと同じです。