RHTMLファイルエディターの改善

■ 久々の更新

久々の更新です。
最近、NetBeans Ruby Pack 伝道師と化しているはっし〜〜でございます。



■ RHTMLファイルエディターの改善


例の通り、Torのページにも書いてありますが、



RHTMLファイルエディターにかなりの改善がされました。
(RHTMLファイルはRuby on Railsで使用するテンプレート用ファイルです(Javaで言えばJSPファイルにあたります)。)


試したい方は下記のURLからRubyPackだけがプラグインされているNetBeansがダウンロードできます。
(つまり、Javaやその他、Ruby開発やRubyOnRails開発に必要なプラグイン以外入っていないNetbeansです。)


ruby [Hudson]


これから、このRuby開発環境を本Blogでは「NbRuby」と呼ぶことにします。


※ちなみに、下記のリンクをクリックすると、


ruby Changes [Hudson]


NbRubyの変更箇所が表示されますので不具合の修正箇所や追加機能が確認できます*1


RTHMLファイルエディターの改善箇所ですが単純に言えば、
「RHTMLファイル内でコード補完ができるようになった」だけです。


でも、これがすごく便利なんですよ、本当に。


■ 使用例(非現実的)


だいたいこんな感じで使うことが多いのではないでしょうか。


【1】 え〜っと、「数値から通貨に変更するヘルパーメソッドってなんだっけ・・・・」
たしか、「number・・・」だったよな。


numberまで打って「Ctrl + Space」を押下します。




【2】 ああ、「number_to_currenncy」だよな。たぶん*2
下記の通り、メソッドの説明が出ているので正しいかどうか確認します。



すごいことに、メソッドの説明のところに色がついています!
これも最近なされた変更です。すごい。


【3】 念のため、Railsソースコードも確認しときたいな・・・・
先ほどの、「number_to_turrenncy」メソッドを「Ctrl+マウス左クリック」してみます。
すると、なんとRailsソースコードの「number_to_turrenncy」の部分にジャンプします*3
すごい!!


□ 「Ctrl」キーを押しながら、メソッドの部分をマウスオーバーするとこうなる


□ 「number_to_turrenncy」のソースコード部分


この機能は当初から付属している機能なのですが、最近精度があがってきました。
ちなみに、「alt + ←」で元の編集していたソースに戻れます*4

・・・とまぁ、このようにNbRubyの進化はすさまじいです。
Rubyを1999年に初めてから約8年、やっと本格的な統合開発環境(IDE)がでてきたというところです。

もちろん、RDEEmacsRuby-modeもすばらしかったのですが、
EclipseのJDTになれてしまった僕としてはNbRubyは非常にしっくりくるツールなのです。

*1:そんな確認するのはおまえだけだ!と言われる今日この頃ですが、まぁ、がんばってまいりますよ。

*2:日本では、「number_to_turrenncy」なんぞ使わんというつっこみはごもっともです(笑)

*3:これは、EclipseのJDTと同じですね。

*4:これまた、EclipseのJDTと同じです。