僕にとっての永遠という言葉は、非常に死という言葉と近い気がする。

ある時に厄年という話になって、24歳と41歳が厄年だということを確認するやりとりがあった。
ある人が僕に向かって君の24のときの厄年はどうだったのと聞いてくれた。
「周りの人間が死にましたね。それから、人間同士の感情の泥沼に巻き込まれました」
と僕は答えた。
その人は少しばつの悪そうな顔をした。それはそうだ。
誰も人が死ぬ話なんて聞きたくもない。
それで、その話は立ち消え。