自分を考える

以前、糸井重里
「やっぱりね、自分を好きでないと人生楽しくないよね」
という話をしていた。
自分が好きとか嫌いとかは、よくは考えたことがない。

「自分が自分であることに慣れすぎて、
それ以外の存在であることを想像するのが難しい」
とは、村上春樹の弁。

自分が自分自身であることに自分が慣れているかと問われれば、
そうでもなさそうだ。

そういえば、
「自分がもう一度、14歳や19歳をやり直せと言われたらやっぱり辟易する」
とどこかで読んだ気がする。

これは同感で、もう一度14歳の時からやり直せと言われたら、
想像するだけで頭がパンクしそうになる。
自分が出会ってきた人々、出来事、風景、匂い、肌触り、音、
感覚、考えたことをもう一度繰り返せるだろうか。

やはり、そういったある意味での経験を反復することは不可能だと思う。
ならば、反復を刻んだ自分自身はある意味で、尊いと考えることもできる。


・・・・かなぁ?