2005-01-01から1年間の記事一覧

たぶん、会いたいんだと思う

会うこともなくなった人や、 会っても関係性を二度とやり直すこともできなくなった人に 無性に会いたくなるときがある。

知人が亡くなるたびにこうして記録(らしきもの)をつける

友人や知人、親類が亡くなるたびになにかしら記録をつけてきた。 今回はどうにも自分の中での心の収まりが悪い。この世界に生きている意味の一つに 「人と出会うこと」 が入ると思っている僕は、時々つるされる蜘蛛の糸のような 人々どうしの緩やかなつなが…

3つの関係性

ひとまず自分がここ数ヶ月を職場として過ごす場所の近くだということ その職場で一緒に働く人が(脱線した)電車の1本前に乗り合わせたこと 知り合いが脱線した電車に乗っていて亡くなったこと 知り合いといえば非常に語弊がある。 向こうは僕を(おそらく)知…

無意識な関係性

とでも言えばいいのだろうか。 それに気がついた。東京の片隅の職場で脱線事故の話を聞く。うかつといえば、うかつなのだがそのときはまったく自分とは 無関係なできごとだと思っていた。

恣意性

美しい(この言葉はあまり好きじゃないけれど)とかんじる恣意性は、嫌悪のしゅうせきで構成されているというけれど、「好き」という言葉自体の裏に、 いっしゅの背反性があるのかもしれないと思ったりおもわなかったり。と、 「あたしのことがそんなに好きな…

ここは春の匂いがしないところだ

春の「すんっ」とした匂いをかぐ喜びを味わうために1年、また1年と過ごしている。 夜の阿武隈側沿いを歩きながらかぐ春の匂いは最上だった。ひとまずの時間的制約が切れることを思いつつ楽しむ春の匂いが 今となっては限りなく懐かしい。東京という場所は肌…

高校の校庭に立つ

つい先日、自分の母校のグラウンドに立つ機会があった。 切迫感しかないと書いたけど、意外とグラウンドの風景を見て、 当時の切迫感や焦燥感や、悲しみ、喜びが自分の体の内側からゆっくりわき上がって 来るのを感じた。人はそれを懐かしさというのだろうけ…

新海誠「雲の向こう、約束の場所」を観る

この「雲の向こう、約束の場所」はいくつかのコアな映画館で上映された。 映画館で見ようと渋谷のシネマライズまで行ったのだが、 チケットを買う直前で急に見る気を失い、そのまま渋谷界隈を徘徊した覚えがある。本編の方の感想は映画やDVDを見た人がたくさ…